独身男女出会いを支援、飯塚市役所に官民協働センター

少子化対策として、独身男女の出会いを支援する官民協働の施設の開所式が6日、福岡県飯塚市の飯塚市役所で行われました。

「いいづか出会いサポートセンターJUNOALL(ジュノール)」は、飯塚市と企業が連携して、「結婚したくても出会いがない」という独身男女の出会いの場を提供するサービスを行います。

少子化の課題解決に向けて全国で展開されている取り組みで、飯塚市は10番目。全国の会員数は2191人で、これまでに264人の利用者が結婚しています。

利用者は、センターで結婚観や身長、収入など詳細なプロフィールを登録し、システムが希望の条件に合う相手を選びます。

お互いが了解すれば、施設でお見合いする仕組みで、登録料などはかかりません。

飯塚市幸袋の福岡ソフトウェアセンター3Fに設けられたセンターは、10日(木)にオープンします。開所時間は、毎週木曜~日曜の午後1時~午後7時までです。

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子育て応援の賃貸住宅「ハグ・テラス」どんな住まい? 家賃もお手ごろに

さまざまな公的賃貸住宅が各自治体やUR(都市再生機構)、都道府県の住宅供給公社等を中心に供給されています。近年、老朽化や場所によっては空室増加が問題になり、建て替えや有効活用を迫られている物件が多くある一方で、一般の賃貸住宅同様、またはそれ以上の設備・サービスを充実させている物件もあることで注目を集めています。家賃は減免制度あり、学童保育にママカフェ併設と子育て世代にうれしい鹿児島県鹿屋市の公的賃貸住宅を訪れました。一体どんな物件なのでしょうか?

「そもそも公的賃貸住宅ってなに?」という人もいるでしょう。

私たちの住環境は「住生活基本法」という法律によって守られています。特に低所得者や高齢者という住宅の確保が難しいとされる人に対し、一般の賃貸住宅よりも低い家賃で住めるよう、地方公共団体が中心となって住宅の整備を進めてきたのが、公的賃貸住宅です。近年、その入居対象に「子どもを育成する家庭」も入るようになったのです。

公的賃貸住宅にはさまざまな種類がありますが、大まかには、

1)地方公共団体が運営する住宅(公営住宅等)

2)地方公共団体が運営または認定する住宅(地域優良賃貸等)

3)URや地方住宅供給公社などが運営する住宅

の3つに分けられます。それぞれ入居条件や所得制限等があり、収入に応じた家賃の減額措置なども受けられます。

そのような公的賃貸住宅のなかで、昨年度、国土交通大臣賞を受賞したのが、今回、紹介する鹿児島県鹿屋市の子育て支援施設「ハグ・テラス」です。

共用施設として24時間のコールセンター、コインランドリーを完備、防犯カメラなどの設備も充実しており、もちろん住居部分は子育て世帯に配慮された設計になっています。

一般の賃貸住宅では、それらの施設・設備を備える子育て世帯向けの物件も数多く出ていますが、公的賃貸住宅は先に説明した通り、もともと家賃が低く設定されています。公的賃貸住宅の分類のうち、「ハグ・テラス」は「地域優良賃貸住宅」に分類され、1世帯あたりの収入月額が15万8000円~48万7000円の家庭が入居できます。所得に応じて適用される家賃の減免制度も含めると、74.99平米以上の2LDK~3LDKの賃料がなんと、5万1000円~5万3000円! この付近で築10年以内の集合住宅がそもそも希少、さらに同程度の広さを有する物件の賃料が7万円~7万5000円前後であることと比較すれば、どんなにお得に住めるかが分かります。

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別府市に期間限定「ウェールズ」パブ ラム料理やチーズトーストなど伝統の味紹介

 ウェールズの食文化を楽しむパブ「POBLPUB(ポブルパブ)」が10月7日、別府市の中心街の一角に期間限定でオープンした。ラム肉料理やチーズトーストなど、日本ではあまり知られていない「伝統の味」を提供する。(大分経済新聞)ウェールズ料理を提供する「ポブルパブ」 NPO法人「BEPPUPROJECT」が今春、ラグビーW杯のキャンプ地視察で来県していたウェールズ政府日本代表事務所と交流。その後4月に別府市が公認キャンプ地に選ばれたことから、ウェールズの食文化の魅力を発信しようと企画した。

 JR別府駅東口の先にある「やよい天狗通り」の「多機能拠点べっぷ未来わくわくセンターyoiya」(別府市北浜1、TEL0977-77-1610)内にオープン。全20席。メニューはフライドポテト(495円)、ソーセージ盛り合わせ、チーズソースをのせたトースト「ウェルッシュ・レアビット」(以上550円)、ラム肉と野菜を煮込んだスープ「カウル」(660円)、ラムグリル(770円)など。

 調理は別府市在住のライフデザイナー・今橋なおみさんが担当。「外国の料理を作るのは新鮮で楽しい」とした上で、「カウルは乾しいたけのどんこでだしを取った。アクセントのミントソースとの相性も抜群。とても良い出来なので試してほしい」。

 アルコールはウェールズの地ビール、豪華客船のタイタニック号でも振る舞われていたという英国最古のラガービール、ウェールズ産の高級ジンやウイスキーを使ったジントニック(以上880円)、かぼすジン、ハイボール(以上935円)などを用意する。大分の地ビール(715円)も味わえる。

 「ポブル」はウェールズ語で「人々」を意味するという。同NPOでは「ありのままの伝統食や大分と融合させた新しい味を楽しんでほしい。ウェールズと別府の人と人のつながりができる交流の場になれば」としている。

 営業時間は17時~22時。今月20日まで(15日は店休)。

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